このGジャンがこんな衣装になりました!
このGジャンがこんな衣装になりました!
立川です。
またまた出ちゃいましたね。緊急事態宣言。
あちこちから悲鳴と落胆、困惑の声が聞こえてきます。
やっと少しずつ動き出したところでしたから。
たった今も5月に発表会で使う予定の会場が閉鎖してしまったそうで
教室の先生と衣装のことも含めいろいろ対策を
練っているところです。
もう去年から何度こんなことが繰り返されたことでしょう(泣)
でも、楽しいことをやったり、考えたりしていると
なぜか楽しい現実がやってきます。なので悲観しないで
大いに遊んで、沢山笑ってみんなで乗り切りたいもんです!
さて、本日はカジュアルウェアの代表格Gジャンをフラメンコ衣装に
リメイクしたものをお届けします!
これが元々のGジャンです。(素材はデニムではなくテンセルという素材)
お客様は美しくしなやかなボディをお持ちの片桐美恵先生です。
彼女の衣装へのこだわりは強く、ちょっとでも着づらいと
モチベーションが下がるらしくストレスフリーの着心地を求めて
ナジャハウスへいらっしゃいます。
今回は以前に作った個性的なスカートになんと!Gジャンを合わせてみたいと。
このGジャンも彼女がまだきゃぴきゃぴの学生さんの頃のもので
30年以上前のもの。何となく捨てられずにずっと持っていたのですね。
だって、Gジャンは古くなるほど味が出ますから。(私もそうなりたいもんだ)
それではどのように変身するかご覧ください!!
袖と裾ベルト部分を取り外しました。
おやおや?お笑い芸人のスギちゃんみたい!
トップス部分のシルエットを細身のフラメンコジャケット風に変え
襟にレースを貼り付け、裾に取り外したベルトを付けました。
逆三角形のシルエットがマニッシュでフラメンコテイストです。
袖も細身にして7分丈にカットしました。
袖口に折り返しを作り、そこにもレースを貼りました。
これでだいたい出来上がってきましたが後ろがちょっと寂しいかな?
と思い、モチーフとかをピンワークしてみました。
最後に片桐先生に着ていただきました!
モダンカジュアルでかっこいいですね。
ジャケット丈、袖丈、シルエットも全て片桐さんの好みに
合わせています。かなり個性的なスカートですが喧嘩することなく
さりげなくマッチして違和感ないと思います。
熟練ダンサーがこのような遊び感覚の衣装で踊ると颯爽として
すてき
このGジャン衣装は日常にも着られると片桐さんも喜んでくださいました。
捨てるには忍びなく、着るには古臭かったりサイズが合わなかったり。
でもこんなリメイクで、好きな部分は残しつつも全く違う雰囲気に
生まれ変わり、気持ちも新鮮になりモチベーションも上がります。
どんな衣装でも自分の気持ちとマッチした衣装でないと
結局着なくなってしまいます。
流行に走っても、高価な衣装でも自分らしさから離れた衣装は
魂が嫌がるのでしょうね。
ナジャハウスはこれからも、魂に寄り添った衣装作りを愚直に
目指していきたいな。
それではまた次回!立川でした!
本日の変身ビフォーアフター
立川です。
こんにちは!
東京は桜が満開で私も桜並木をウオーキングしながら
エネルギーチャージしています。あと一週間は楽しめそうですね。
さて、私のライフワークでもある「変身ビフォーアフター」シリーズを
お届けします。
本日のお客様は小林圭子さん
彼女は人の誕生の最前線にいる産婦人科医でもあり、
タヒチアンダンスも長くやっているし、最近は森山みえ先生の
お教室でフラメンコにもどっぷりハマっている
スーパーアクティブウーマンなのです。
今回はナジャハウスの断捨離セールで超お買い得商品を
ゲットしたけどサイズが小さくて全然着れなかったのを綺麗にお直ししました。
そのついでにメイクもして遊び感覚の変身動画体験もすることになりました。
小林さんはとても福顔でお優しいお顔。
メイクをしても照明が当たると顔に陰影がなくなって
丸顔が強調されてしまいます。
でもフラメンコを踊っている時は、キリっとした表情でいたいですよね。
彼女の憧れは吊り目ですって。
なので今回は出来るだけ目尻を引き上げ、顔の輪郭もシャープにすることを
意識してメイクしました。
出来上がりはかなりキリっとできたかな。
小林さんの頭頂部はやや平たいので花を頭頂部に付けると
自然に見えます。
フラメンコらしい表情の時はかっこいいのですが、
すぐに照れ笑いしちゃうのでそのたびにNG
動画の中にも照れ笑いのシーンが可愛いです
でもご本人もとても楽しんでくださり
私も楽しませていただきました。
今度はご自分でできるようになるよう、改めて講習にいらっしゃるようです。
一度講習を受けておくと、メイクも自信がつき、舞台での美しさが際立ちます。
ダンスのレッスンは当たり前ですが、メイク、ヘア、衣装どれも
ご自身の価値を上げるためにも手は抜けないですね。
小林さんこれからもがんばってください!そして、お医者様として、
ダンサーとして思い切り人生謳歌してくださいね~
最後にご購入いただいた、お直し済みの衣装を着ていただき
ちょこっと踊っていただきました。
オレ~!!!
シニアスタッフ華麗なる変身の巻
立川です。
ナジャハウスは今年で36年目で衣装屋さんとしては老舗です。
若くして独立した立川も還暦を過ぎもうすぐシニア世代
ナジャハウスには30代、40代、50代、60代のスタッフがいますが
本日は私より年上でシニア世代に入ったスタッフのコンちゃんが変身します。
彼女はアパレル業界に長くいて、リタイアした後にナジャハウスに入ってきました。
デザイナー、パタンナー、縫製もできるマルチな才能を持ち、
趣味でバレエも習っている元気な女性です。
高齢化が進む日本ではシニア層がもっと元気でいて欲しいものです。
若者たちに、あんなおじいちゃんやおばあちゃんになりたい!と
思ってもらえたらいいですよね。私もそうなりたいけど忙し過ぎて、
気がつくと眉間に皺が寄っています。幸せそうには見えないかな
幸せそうなシニアって羨ましいです。
なのですでにシニア層に入ったコンちゃんにもっと美しく、
もっと元気になってもらいたくて、はじめてのフラメンコ衣装を着る
という体験もしていただきました。
しかもバタデコーラ。
頑張ってポージングもしてくれました。とても綺麗で、良い経験になりましたね。
こちらが変身前のコンちゃん。
ビフォー すっぴんでもきれいな67歳!!!
今回はヘアメイク工程も簡単に教えています。
ヘアメイクは色んなやり方がありますが、ポイントを外すと
舞台では映えないので損をします。
なのでポイントだけは押さえて、あとはご自身の顔に合ったやり方で
良いと思います。
今回のメイク工程は動画にアップしているので参考にして下さい。
それでは華麗に変身したコンちゃんをご覧ください!
コンちゃんから感想をいただきました。
「私は下手の横好きで、クラッシックバレエを習っていますが、
2年に一度ぐらい発表会がありまして、舞台用のメイクを
しなければならないことがあります。
一応雑誌で見たり、バレエショップでのメイクを参考に、
自己流のメイクをしていました。
ですが改めてきちんとしたメイクを一から経験して、目から鱗。
今までの自己満足のメイクと比べると雲泥の差です。
アイメイクなどびっくりするほど綺麗に仕上げていただきました。
これからはこの動画を見ながら、勉強していこうと思います。
立川さん、ありがとうございました。」
コンちゃも今まで自分でメイクして、どうしても上手くいかない
アイメイクの部分が克服できてとても喜んでくれました。
赤と黒のバタデコーラもとてもお似合いで私もビックリ??
思わずステキ~!きれーい!を連発しちゃいました!
また、今後も色んな切り口でのヘアメイク特集やりますのでお楽しみに!
ではまた次回!立川でした。
思い出の品 ビフォーアフターその1
立川です。
明けましておめでとうございます。
こうして2021年を迎えることができたのは
本当に喜ばしい限りです。
昨年は1年間近く厳しい状況が続き、年末には
私も心身ともにオーバーヒートを起こしダウンしてしまいました。
2021年も年初からさらなる自粛でゼイゼイ息切れして
しまいそうです。でもね、毎日些細なことにフォーカスして
みると沢山のハッピーも見つけられますね。
年末の断捨離セールも目玉商品は即完売となりました。
このよう大変な時期にご購入いただき心から感謝いたします。
さて本日は大切な思い出の品や形見のビフォーアフターを
お見せします。
大切な思い出の品といっても色々あります。
例えば、他界した家族が遺していったもの、特にお母さんや
おばあちゃんの形見の着物や帯などは、着る人もいなくて
ひっそりと箪笥にしまわれたまま。
あるいは昔は大好きだった洋服もいつに間にかに
似合わなくなってしまった。
売れるわけでもなく、捨てるには忍びない。
愛着や想いのあるものは簡単には断捨離できないですよね。
そこでそのようなお品をナジャハウスに持ち込まれ、
リフォームした衣装を少し紹介いたします。
半世紀も箪笥に眠っていた亡きお母さまの帯を衣装に
リフォームしたケースです。渋い帯からベストに。
こちらもお母さまの形見をリフォーム。明るく可愛い帯からベストに。
こちらは今はもう高齢になったお母さまの若かりし頃に
お気に入りだった帯を衣装に。
元々帯や着物は工芸品として価値あるものが多く
衣装にリフォームしても和洋折衷の魅力と高級感もあり
目を引きますね。
そして今回の本題はこれからです。
私たちは衣装だけでなく身の回りの日用品ならなんでも
作ってしまいます。
今回のテーマでもある大切な思い出の品や形見のリフォームということで
このようなものを作ってみました。
こちらのユニフォームはお客様の若くして亡くなった息子さんが
ヤクルトスワローズに所属していた田中選手のファンだったそうで
TANAKAの名前入りユニフォームを大切にしていたそうです。
お母さまとしては息子さんの遺品のユニフォームをずっと
保管していても、心は晴れないので
何かにリフォームして、ご自分でも使えるものにして欲しいとの
ご依頼でした。
私といたしましてはすぐに、これはバッグしかない
と考えました。
ということで、先ずはバッグにするため必要な部分を切り取りました。
さらにバッグの大きさを決めて裁断です。
使えそうなロゴワッペンとかタグとかも利用しました。
残った部分で肩紐も何とか取れました。
その他、裏地や芯、マグネットボタンは新たに用意して
完成したのがこちら!
裏面にはバッチリ田中選手の名前と背番号。
サイドにはメーカー様のビームのオレンジタグも付けておきました。
内側の布はインパクトのある赤にして両サイドにポケットも
付けました。表にもポケット付けたのでケータイや財布なども
別々にたくさん収納できます。
これなら、いつも息子さんを感じながら身に付けてお出かけでき、
天国の息子さんも喜んでいるような気がします。
今回のような想いが詰まっていて世界に一つだけのバッグを作ることは
私たちの喜びでもあります。
明日も思い出の品ビフォーアフターをシリーズでお伝えします。
もし、ただ保管しているだけの思いでの品をお持ちでしたら
参考になるかもしれませんよ。
それではまた明日!
立川でした。